フカセ釣りとは仕掛けを潮に乗せてハリスをふかす釣り。
何よりも重要なのがラインメンディング(道糸の管理・修正)すること。
仕掛けを馴染ませるためには必須です。
今回はラインメンディングの方法を具体的に勉強してみましょう。
ラインメンディングなぜ必要?
ウキフカセ釣りの仕掛けは風や潮の抵抗を
とっても受けやすいです。
ウキから針までの仕掛けに変な抵抗が掛かると馴染まなくなります。
この変な抵抗をなくす為ラインメンディングを行います。
- 糸をどこに置くか
- 張り加減をどう調整するか
これを状況に応じて操作します。
一番ダメなのは道糸が先行しウキが
引っ張られる状態です。
基本のラインの置き方
基本は道糸を潮上に置いて流す。
サシエが先行して流れやすくなります。
しかし素直に流れるような状況ばかりでは
ありません。
例をいくつか挙げて説明します。
風は左から右へ吹き、
潮は右から左へ流れている場合
風と潮の向きが逆の場合、道糸はどうすればいいのか。
道糸はどこに置く?
基本は潮上に置く。
しかし、風が強すぎる場合
風上になる潮下に置くことも。
風で道糸が膨らんでしまうと抵抗が大きく
掛かるためです。
場所や状況に応じて立ち位置、キャスト位置を変えます。
うまく馴染まない場合は?
それでもうまく馴染まない。そんな場合は
下記の方法を試してみてください。
- 対処法1横風が強いときは…
キャスト後、風上に竿を倒す
(仕掛けが馴染むまでの間に抵抗が掛からないようにするため) - 対処法2それでも道糸が膨れてしまい馴染みが悪いときは…
ウキの浮力を落としてみる
- 対処法3それでも馴染まないときは…
ガン玉を打ちとにかく速く馴染ませる
二枚潮の場合
二枚潮とは
2層(表層と下層)で流れが別々になっている潮のことです。
表層付近で釣れる場合
表層付近の浅ダナで釣れているなら基本通り
潮上に道糸を置き、ウキ下を浅くして普通に
釣ります。
しかし浅ダナで釣れるのは小型であることが多いです。
下層を狙いたい場合
底潮で釣れるのは型がよいことが多いです。
しかしアタリが出にくいのが難点。
下層を狙うには速く表層を突破させることが大切です。
表層を突破するまでは表層の潮上に道糸を
置き、底潮に仕掛けが入ったら道糸は張ら
ないこと。
張ってしまうとすぐに仕掛けが浮いてきて
しまいます。
底潮で馴染んでいるか確認するには
しっかり底潮に馴染んでいると回収時に仕掛けの抵抗をすぐに感じることが出来ます。
リールを巻いてもなかなか抵抗を感じない時は上潮によって膨らみ過ぎているのかもしれません。
その場合はもっと早く沈ませるようにしてみましょう。
分かっていても…
よし、理解したっ!!
次の釣行で試してみようと気合を入れていざやってみると…
思ったように出来ているか不安になります。
頭で分かっていることと実際の感覚を擦り合わせて練習していきましょう。
答えはきっと釣果が教えてくれるはずです。
そうは言っても
難しいから面白いんですけどね。